リーグ・ドゥ(フランス2部)のスタッド・ランスに所属する25歳の日本代表FW中村敬斗が、現地時間20日に行われる第6節のサンテティエンヌ戦でメンバー入りする可能性が浮上した。首位との一戦で復帰することは、ランスにとって絶妙なタイミングであると、フランスメディア『プープル・ヴェール』が17日に報じている。
中村敬斗、今季1試合も出場できていなかったが…
中村は昨季公式戦40試合に出場し12得点3アシストをマークした。しかし、チームは16位に低迷し、メスとの入れ替え戦に敗れて2部降格となっている。そのため、日本代表FW伊東純也など複数の主力が流出。当然ながら絶対的エースの中村にもオファーが届き、トルコ1部のベシクタシュやラ・リーガのビジャレアルが獲得に乗り出していたようだ。
しかし、最終的にチーム残留が決定している。同メディアによると「クラブは中村を昇格プロジェクトの軸に据える方針だった」という。1年でのリーグ・アン復帰を成し遂げるため、同選手だけは絶対に手放したくなかったのかもしれない。ただ、その意向とは裏腹に、まだ中村は今季1試合も出場できていなかった。
そんな中、同メディアはタイトルに「ランスとしては、まさにスーパー補強だ。サンテティエンヌ戦で復帰なるか?」とつけ、「最後に出場したのは7月12日のズルテ=ワレヘムとの親善試合で、その後は離脱していた。だが、11日に練習へ合流し、野心を持って昇格プロジェクトに取り組む準備ができているとクラブが発表。彼は今季、ルーカス・スタッシンと並ぶリーグ・ドゥの目玉選手となるだろう。両者は来年のワールドカップ出場という同じ野望も抱いている。コンディションや精神面がどこまで整っているかは未知数だが、一つだけ確かなのは、その高い技術がランスにとって1部昇格の切り札となり得るということだ」と伝えている。
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