マンチェスター・シティWFCは現地時間19日、イングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ（WSL）第3節でトッテナム・ホットスパーFCウィメンと対戦し、5-1の勝利を収めた。シティに所属するなでしこジャパン（サッカー日本女子代表）MF藤野あおばが先制ゴールを決め、チームの勝利に貢献した。

藤野あおばが今季初ゴール！

　前節、今季初勝利を果たしたシティでは、長谷川唯がスタメン出場。藤野は今季初の先発、山下杏也加はベンチ入りし、トッテナムの古賀塔子もスタメンに名を連ねている。

　先制点が決まったのは23分。左サイドでフィフィアネ・ミデマーがパスを送ると、これを受けた藤野がワントラップから縦へ送る。このボールは相手DFに触られるも、カディジャ・ショーがリターン。最後は藤野が右足のシュートを放ち、ゴール右へ決めた。

　華麗な連係から強烈なシュートで得点を奪っている。今季初ゴールは、貴重な先取点だった。続く39分にはミデマーがヘディングで追加点。43分にカースティン・カスパリジのゴールで1点を追加し、前半を3-0で折り返す。

　さらに55分、長谷川の守備からボールが繋がり、ペナルティエリア右へ抜け出した藤野が倒され、PKを獲得。このPKをショーが蹴るも、相手GKの好セーブに阻まれた。その後、新天地初出場のグレース・クリントンに初ゴールも生まれ、終盤に1点を返されるも、後半アディショナルタイム（AT）の得点で5-1の勝利を収めた。

　これでシティは2連勝を果たした。敗れたトッテナムは今季初失点に加え、初黒星。なお、山下は出番なし、藤野は65分に交代し、長谷川と古賀は最後までプレーしている。