EFLカップ(カラバオ・カップ)3回戦、リバプール対サウサンプトンの試合が現地時間23日に行われる。この試合でリバプールに所属する32歳の日本代表MF遠藤航が今季初スタメンを果たすかもしれない。先発起用するのに適した一戦であると、英メディア『ラウジング・ザ・コップ』が22日に報じている。
遠藤航、存在感を発揮できるか?
遠藤は2023年8月からリバプールに在籍しており、ユルゲン・クロップ前監督のもとでは多くの試合でプレーしていた。アルネ・スロット監督に代わってから大きく出場機会を減らしているが、昨季はリバプールがリードした段階で“クローザー”として途中起用され、守備で勝利に貢献。最終的にはリバプールの一員として、5シーズンぶりのプレミアリーグ優勝を経験している。
また、昨季はセンターバックとして出場した試合で高評価を受けたこともあり、守備的ミッドフィールダー以外の形でも起用される回数が増えると考えられていた。しかし、現時点でそれほどプレー時間は伸びていない。
そんな中、同メディアは「遠藤、カラバオ・カップでの先発が相応しい」と主張し、「カーティス・ジョーンズのように今季4試合起用されているバックアップもいるが、遠藤はほとんど忘れられた存在になっている。優勝シーズンの昨季は、途中出場から試合のテンポを落ち着かせたり、リード時に守備の安定を加える役割を果たし、モハメド・サラーのゴールをお膳立てしたこともあった。だが、今季はリードを守る場面で必要とされるはずの試合でも出番が与えられていない。これは中盤の層の厚さと、監督が従来より攻撃的な後半戦を選択していることが影響している。そのため、次のサウサンプトン戦は絶好のチャンス。若手の登竜門とされる大会だが、32歳の遠藤にも出場機会が必要だ。落ち着いたプレーで中盤でもセンターバックでも役割を果たせる存在だからだ。先発で起用されれば、彼の守備的な安定感が有効だと監督に示す良い機会となるだろう」と伝えている。
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