チャンピオンシップ(英2部)のバーミンガム・シティに所属する30歳の日本代表FW古橋亨梧は、新天地でややスロースタートとなった。予想されていたほどの活躍を見せることはできていないが、それでも期待度は依然として高いようだ。今夏ベストの補強の一人だと、英メディア『フットボールリーグワールド』が23日に報じている。
古橋亨梧、まだ新天地で公式戦1得点だが…
古橋は今年1月に加入したスタッド・レンヌで苦しみ、出場機会を求めて今夏にバーミンガムへ移籍した。EFLカップ(カラバオ・カップ)1回戦のシェフィールド・ユナイテッド戦で初出場を果たすと、いきなりゴールを決めて華々しくデビュー戦を飾る。しかし、その後はゴールから遠ざかり、公式戦8試合で1得点という状況から変わっていない。
セルティック時代には得点王や最優秀選手賞、年間ベストイレブンなど数多くの個人タイトルを獲得し、何度もチームを優勝に導く活躍を見せていただけに、そのようなプレーが期待されている。
現状を考えれば、期待外れと批判されてもおかしくない状況かもしれない。だが、先日バーミンガムを率いるクリス・デイヴィス監督は古橋に絶大な信頼を寄せていることを明かしていた。また、同メディアのジェイソン・ムーア記者は「古橋とマーヴィン・ドゥクシュはオリヴァー・マクバーニーより良い補強だ。ハル・シティで良いスタートを切ったのは分かるし、チャンピオンシップでの実績もある。でも、もしマクバーニーか古橋、あるいはドゥクシュを選べと言われたら、99%のファンは後者を選ぶだろう。マクバーニーは悪くないが、ゴールはそのうち止まると思う。最後に本当に素晴らしいシーズンを送ったのはいつか正直思い出せない。彼はまずまずの選手であり、ハルでは主力だろうけど、無難な補強という域を出ていない。古橋とドゥクシュの方が遥かに良い補強と言える。いずれ結果が出るはずだ」と語っている。バーミンガムが獲得を見送ったマクバーニーは今季公式戦7試合で4得点4アシストを記録しているが、古橋が復活すれば、それを上回る成績を残すかもしれない。
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