エヴァートンは現地時間24日、FA女子リーグカップ・グループA第1節でマンチェスター・シティWFCと対戦し、1-3の敗北を喫した。試合には敗れたが、エヴァートンに所属するなでしこジャパン（サッカー日本女子代表）DF北川ひかるがデビューからわずか5分後にイングランドでの初ゴールを決めている。

北川ひかるが公式戦デビュー

　エヴァートンでは、林穂之香、石川璃音、籾木結花の3選手がフル出場。北川は77分にピッチへ投入された。一方、シティでは長谷川唯が最後までプレーし、藤野あおばが61分からの出場。山下杏也加は出場機会がなかったが、77分から日本人6選手が同時にピッチに立っている。

　1点ビハインドで迎えた53分、フィフィアネ・ミデマーのシュートのこぼれ球を長谷川に押し込まれ、2失点目を献上する。さらに、76分にはミデマーのゴールでリードを3点に広げられてしまう。

　それでも、82分にエヴァートンが1点を返す。右サイドバックで先発の石川が中央へクロスボールを供給すると、こぼれ球を北川が強烈なシュート。これは相手にブロックされるが、さらに北川が右足を振り抜き、インスウィングでの一撃がゴールに突き刺さった。利き足ではない右足で得点を奪った。

　試合はこのまま終了し、エヴァートンが1-3で敗戦している。28日に行われるイングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ（WSL）第4節でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンWFCと対戦する。