アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに所属する元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツは26日、自身のインスタグラム公式アカウントを通じて、現役引退を発表した。ブスケツが長い間活躍したバルセロナは、クラブのSNS公式アカウントに同選手の幼少期から現在に至るまでの軌跡を収めた特別映像を投稿している。
現役引退を発表したセルヒオ・ブスケツ
【写真:Getty Images】
1988年7月16日生まれで現在37歳のブスケツは、バルセロナの育成組織(カンテラ)である “ラ・マシア”出身で、08-09シーズンにトップチームデビューを果たした。2023年夏に退団するまではバルセロナでプレーし、公式戦通算722試合に出場。9度のリーグ優勝や3度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験している。
また、スペイン代表でも143試合に出場し、10年のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会では主力として優勝に貢献した。その後、14年ブラジル大会、18年ロシア大会、22年カタール大会に出場している。バルセロナを23年夏に退団した後は、盟友FWルイス・スアレス、FWリオネル・メッシの所属するインテル・マイアミへと活躍の場を移した。アメリカの地では、公式戦通算105試合に出場し、1ゴール16アシストを記録している。
ブスケツは、自身のインスタグラム公式アカウントを通じて、「プロサッカー選手としてのキャリアに別れを告げる日がやってきたと感じている。約20年間の中で、私は夢のような、信じられない物語を楽しむことができた。フットボールは、ユニークな経験、美しい旅、素晴らしい仲間を僕に与えてくれたんだ」と前置きし、バルセロナやインテル・マイアミ、家族やサポーターに向けて感謝の言葉を残している。
この発表を受けて、バルセロナは、「永遠のクレであるセルヒオ・ブスケツ」と題して、幼少期から現在に至るまでのブスケツの活躍を振り返った特別映像を公開した。