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「韓国人監督の方が成功率が高い」ベトナム紙が東南アジアで日韓の指揮官の実績を比較し韓国を賞賛。韓国紙も反応「指導力に疑問」

text by 編集部 photo by Getty Images

 ベトナム・Vリーグ1は現地時間16日に、チームを率いる手倉森誠監督の解任を発表した。ベトナムメディア『The thao 247』は19日に、日本と韓国の監督の実績を比較した。これに、韓国メディア『Best Eleven』が反応している。

日韓指揮官の差

サッカー日本代表森保一監督と韓国代表ホン・ミョンボ監督

【写真:Getty Images】

 『The thao 247』は、ハノイFCが手倉森誠監督を解任したことを受けて、「東南アジアサッカーにおける日本人と韓国人監督の矛盾。どちらもサッカー先進国ではあるが、東南アジアにおける日本人と韓国人の監督の成功率には大きな差がある」と述べつつ、日本出身の監督は東南アジアで結果を出していないことを指摘した。

 これに対して、『Best Eleven』は、「ベトナムメディアが『東南アジアサッカー全体を見渡しても、日本人監督はほとんど成功していない』と疑問を呈した」と前置きし、次のように述べた。

「ベトナム現地紙が、このような批判論調の比較記事を掲載した理由は、16日にハノイFCが手倉森誠監督の解任を決断したためだ。ハノイが日本人監督を解任したのは今回が初めてではない。過去2年間で手倉森監督を含む2人の日本人監督がいたが、いずれも失敗に終わった。代表チームに範囲を広げても、同じように日本人監督の失敗は続いている。ベトナム代表の三浦俊也監督は代表的な事例だ」

 そして、「シンガポール代表でも同様だ。吉田達磨監督、西ヶ谷隆之監督、小倉勉監督と、3人の日本人指揮官を経験しているシンガポール代表だが、さほど成功を収めていない」と指摘しつつ、「韓国人指導者は違う。パク・ハンソ監督が代表的な例だ。現地メディアも『説明する必要があるだろうか』と、パク監督の偉大さを称賛した。キム・サンシク監督もベトナムサッカーで成功を収めている。過去にインドネシア代表を率いたシン・テヨン監督、そして香港代表やマレーシア代表で実績を残したキム・パンゴン監督も、東南アジアで成果を上げた韓国人監督だ」と、東南アジアの舞台では、日本出身の監督よりも韓国人指揮官の方が結果を残していると強調した。

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【了】

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