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「日本と韓国の監督には大きな差」ハノイFCが手倉森誠監督を解任。現地紙は日韓指揮官の実績を比較し日本に厳しい評価「失敗は多い」

text by 編集部 photo by Getty Images

 ベトナム・Vリーグ1は現地時間16日に、チームを率いる手倉森誠監督の解任を発表した。ベトナムメディア『The thao 247』は19日に、日本と韓国出身の監督を比較し、日本人監督はアジアで結果を出すことができていないと厳しい評価を下した。

日本人監督は国外では結果を出せず?

手倉森誠監督

【写真:Getty Images】

 今年の2月17日に、ハノイの監督に就任した手倉森氏。しかし、開幕から1分2敗と白星から遠ざかっていた中で、クラブは早くも手倉森誠監督の解任を決断した。同メディアは、この発表を受けて、「東南アジアサッカーにおける日本人と韓国人監督の矛盾」と前置きし、日韓の監督を次のように比較している。

「どちらもサッカー先進国ではあるが、東南アジアにおける日本人と韓国人の監督の成功率には大きな差がある。ハノイFCは手倉森誠監督の退任に伴い、コーチ陣の交代を決定した。過去2年間でハノイFCを去った日本人指揮官はこれで2人目だ。それ以前にも、岩政大樹監督がチームを率いたが、短い期間であり何も印象には残っていない」

 また、「ベトナムサッカーと東南アジアのサッカーを見てみると、日本人の戦略家が成功を収めた例はほとんどないようだ」と述べつつ、「ベトナム代表は、かつて三浦俊也監督が指揮を執った。第17回アジア競技大会は、イラン代表を撃破して驚かせた。しかし、その後、ASEANチャンピオンシップ、東南アジア競技大会などで連続で失敗し、プレースタイルも合わなかったことで解任された」と、東南アジアでの日本人指揮官の成績を振り返った。

 そして、「東南アジアの他の国でも、日本人監督の失敗は多い。タイ代表を率いていた西野朗監督、U-23タイ代表の西ヶ谷隆之監督、最近ではベトナム女子代表に連敗したタイ女子代表の池田太監督が解任された」と言葉を続け、「一方で、韓国人監督は大きな成功を収めている。パク・ハンソ監督は、ベトナムのレベルを引き上げた。キム・サンシク監督は、ASEANチャンピオンシップ2024とU-23 東南アジア選手権2025で優勝に導いた。シン・テヨン監督もインドネシア代表を飛躍的に成長させたが、帰化政策に合わず退任している」と、東南アジアのサッカー界では、韓国人指揮官が結果を残していると強調している。

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【了】

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