アジアサッカー連盟(AFC)は現地時間25日に、10月16日に開催されるAFCアワード2025のノミネート選手を発表した。韓国メディア『Xports News』は9月26日に、今夏の移籍市場でロサンゼルスFCに移籍した韓国代表FWソン・フンミンの名前がなかったことを、驚きとともに伝えている。
AFC最優秀国際選手賞に久保建英がノミネート
【写真:Getty Images】
AFCが発表した部門は合計で「20」となっており、AFC年間最優秀選手賞をはじめとして、AFCアジア年間最優秀国際選手賞やAFC年間最優秀コーチ賞、AFC年間最優秀協会賞などだ。日本からも多くの選手が最終候補に選出されており、年間最優秀国際選手賞にはレアル・ソシエダで活躍するサッカー日本代表MF久保建英が名を連ねた。
同メディアは、「ソン・フンミンとイ・ガンインの2人が同時に候補になるのはだめなのだろうか。年間最優秀国際選手賞にはイ・ガンインだけが選ばれた。“同い年”の久保と競う形だ」と前置きし、次のように述べている。
「イ・ガンインが、年間最優秀国際選手賞の最終候補入りした。韓国出身の選手で、同賞を受賞したのはソン・フンミンとキム・ミンジェだけだ。受賞する可能性は十分にあるだろう。24/25シーズンは、公式戦49試合に出場して7ゴール6アシストを記録した。さらには、タイトルを4つ獲得している」
また、「韓国代表選手の競争相手は、イラン代表のメフディ・タレミと日本サッカーのスターである久保だ」と述べつつ、「イ・ガンインと同い年で友人の久保は、昨季の公式戦52試合に出場して7ゴール・4アシストを記録した」と、イ・ガンインと争う久保の昨シーズンの成績を振り返った。
そして、「久保とタレミは、昨季のUEFAヨーロッパリーグで優勝し、公式戦で11ゴールを奪ったソン・フンミンと比較すると活躍していない。AFCの決定には失望だ。ソン・フンミンはイ・ガンインと共にノミネートされるには十分な活躍をしたはずだ。しかし、AFCはイ・ガンインだけを選んでいる」と、ソン・フンミンではなく、久保とタレミが候補に残ったことに対して不満を示している。