セルティックに所属する27歳の日本代表FW前田大然は、今夏に移籍を模索していたものの実現しなかった。それが原因で気持ちが沈んでいるとの論調もあるが、スティーヴン・ネイスミス氏や現役時代にセルティックでプレーしたクリス・サットン氏は異議を唱えている。スコットランドメディア『67ヘイルヘイル』が29日に報じた。
前田大然、気持ちが沈んでいるとの声もあるが…
前田は昨季、公式戦51試合に出場して33得点12アシストを記録し、セルティック年間最優秀選手や得点王に輝いている。今季もその活躍を期待されているが、公式戦11試合で2得点2アシストにとどまっていた。同選手は2月末に退団意思をクラブに伝え、今夏の移籍を計画していたとされる。トルコ1部のフェネルバフチェなどが獲得に乗り出したが、最終的に交渉は成立せず、セルティック残留が決まった。
同メディアによると「現在は不調に陥っており、移籍できなかったことで気持ちが沈んでいるのではないか?といった憶測も広がっている」という。
だが、ポッドキャスト番組『ウォームアップ』に出演したネイスミス氏は「その憶測は、ただ彼が正直に状況を話そうとしたことから生まれた。移籍するかもしれない、移籍しそうに見えた。でも結局移籍しなかった。それが、彼は幸せではない選手だ。という見方に繋がってしまったのだろう」と指摘。サットン氏も「彼がやる気をなくしたなんて言うのはフェアではないと思う。実際、彼は今季の開幕から中央のストライカーを任されていて、それはサイドでのプレーよりも難しい役割なんだ。そのことが彼に影響を与えている。しかし、人々はいろいろな事実を繋ぎ合わせて勝手に間違った結論を出している」と擁護している。
【関連記事】
使いません!? 日本人選手を干した名監督6人
大失敗…。海外からあっという間に帰国した日本人選手5人
どうして…。20代で引退した日本の超才能6人
【了】
