イングランドのウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)のエバートンに所属するなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の籾木結花が9月30日、オンライン取材に応じた。新天地でのここまでのプレーについて、そして、なでしこジャパンへの思いなども語った。
なでしこジャパン籾木結花が代表生き残りへ見せたい違いとは
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今年7月、イングランドのレスターからエバートンへの完全移籍が発表され、新天地でのシーズンをスタートさせた籾木。今季はここまでリーグ戦4試合に出場し、1得点をマークしている。
「自分の感覚としてはすごく体も動いていますし、ピッチ上での細かいところ、例えば、切り返しのときの姿勢や加速時のスピードとかはコンディションも良く、自分がやってきたトレーニングのところもちゃんと成果として繋がっているなという感覚もある。結果はチームとして今はまだついてきてないんですけど、個人としてはコンディションの部分ではすごく良いスタートを切れているかなと思っています」
充実したクラブでの活動に加えて、今年は2月のアメリカ遠征でおよそ3年半ぶりに代表復帰を果たし、その後も継続して選出されている。「本当にクラブの結果が代表に直結すると思っているので、まずクラブの中で個人の結果もチームの結果もしっかりと出せるように今は頑張っていきたいなと思います」となでしこジャパンへの思いも口にした。
来年3月にはFIFA女子ワールドカップ ブラジル2027への出場権がかかるAFC女子アジアカップオーストラリア2026が開催される。これまでなでしこジャパンはアメリカ、ブラジル、スペイン遠征を経験し、東アジアE-1選手権では国内組中心で臨むなど新しい選手を試してきたが、今後はよりメンバーも絞られてくるだろう。
籾木は選手選考で生き残っていくためにどんな違いをみせていくのか。
「どの相手に対しても常に同じ準備ができているところは監督もたぶんすごく評価をしてくれていると思う。チーム全体の中で各ポジションの役割をちゃんと自分が理解しているからこそ、自分がそこに入ったときにもすぐ対応ができるし、新しくそこに入った選手に対して、『この選手に対してはこれが必要だろうな』とか、頭の中でいろんな情報を整理できているのが自分の中の強みだと思う」と自身の長所に触れつつ、このように続けた。
「皆を引っ張っていくリーダーシップというよりは、今いる場所から『これやってみよう』みたいな、ちょっとした1歩を皆に1歩ずつ踏ませるような、それがチームとしての大きな1歩になるような、リーダーシップみたいなものを取っていければいいなと思っている。いろんなものを見て、いろんな見方を知ってきたからこそ、選手にも監督とコーチとのコミュニケーションにも活かしていけたらなって。それがチームの勝利や成長に繋がっていければいいなと思っています」
海外でも確かなキャリアを積んできた籾木の経験が今後もなでしこジャパンに還元されていくことが非常に楽しみである。
(取材・文:竹中愛美)
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