UEFA EUROの公式Xは30日、「ダビド・シルバがDFを翻弄して無力化した」と記し、元スペイン代表MFのゴール動画を投稿した。その得点は、3人のDFをあざ笑うかのような、ゆっくりとしたボールをゴールに流し込んだ、芸術的な一発だった。
ダビド・シルバの“コロコロシュート”
ウクライナとポーランドで開催されたUEFA EURO 2012のグループステージ第2節、スペインとアイルランドの一戦。スペインの1点リードで迎えた49分、“天才レフティー”がスーパーゴールを決める。
アンドレス・イニエスタが放ったシュートのこぼれ球をゴール前で拾ったダビド・シルバは、異次元の落ち着きでボールをキープすると、屈強なアイルランド代表DF3人の間を射抜く、シュートを放つ。コロコロと転がったゆっくりとしたボールは、ゴール左隅に吸い込まれた。テクニックと状況判断、アイディアが光ったセンス抜群のゴールだった。
アイルランド相手に4-0で勝利を収めたスペインは、首位でグループリーグを突破すると、決勝トーナメントではフランスとボルトガルを下して、ファイナルへ。決勝では、グループリーグ初戦で引き分けたイタリアとの再戦となったが、圧倒的な強さを見せつけて、4-0の大勝を飾った。
“ラ・ロハ”は、EURO2008、2010年FIFAワールドカップと合わせて、史上初の主要国際大会3連覇を成し遂げた。なお、ダビド・シルバは3大会全てにメンバー入りし、歴史的偉業に貢献した。
