横浜F・マリノスは10月1日、横須賀市内で今週末4日の柏レイソル戦に向けて準備を進めた。報道陣に公開されたのは冒頭の15分のみだったが、選手たちは時折笑顔も見せるなど、リラックスした表情でトレーニングに臨んでいた。
横浜F・マリノス練習レポート

【写真:竹中愛美】
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雨上がりのグラウンドには前節のFC東京戦でゴールを挙げた喜田拓也や谷村海那、アシストをマークしたジョルディ・クルークスらが姿を現した。
ウォーミングアップを終えると、パス&コントロールへ。大島秀夫監督が「もっと速く」、「前を意識して」と選手たちに声を張り上げて指示を送る場面があった。前節、負傷交代したジャン・クルードの姿はなかったが、大学での活動の関係でメンバー外となっていた関富貫太は全体練習に参加している。トレーニングはおよそ1時間半行われた。
この日は、経営不振に陥っている親会社の日産自動車がマリノスの株式売却を検討しているとの報道もあり、20人以上のメディアが集まったが、宮市亮は「特に僕らはやれることはないですし、上の出来事なので、僕らは本当にサッカー選手として、週末スタジアムに来てくれる人たちに最高のものを提供するだけです。それが僕らプロサッカー選手としての仕事だと思うので僕らが集中するのはピッチだけかなと思います」とこれまでと変わらない姿勢を貫くことを強調した。
現在マリノスは残留圏の17位だが、降格圏の18位・横浜FCとは勝ち点31で並び、得失点差でわずかに上回っている状況。リーグ戦残り6試合はいずれも簡単に落とすことはできないが、首位の鹿島アントラーズや京都サンガF.C.などトップハーフのチームが相手だ。
まずは今週末、カップ戦を含めて今季3敗している柏を相手に敵地で土をつけて、J1残留を引き寄せていきたいところだ。
(取材・文:竹中愛美)