UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2戦が現地時間1日に行われ、イタリアのユヴェントスは、アウェイでスペインのビジャレアルと対戦し、2-2で引き分けた。イタリア代表DFフェデリコ・ガッティが、豪快なオーバーヘッドを叩きこんでいる。
ガッティが豪快なオーバーヘッド弾
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ドルトムント(ドイツ)との初戦を4-4で引き分けているユーヴェは18分、ゲオルゲス・ミカウターゼの得点で先行を許す。前半を0-1で終えるが、49分にガッティがオーバーヘッドで同点とする。ウェストン・マッケニーが右サイドからロングスローを放つと、ロイド・ケリーが頭で後方へと逸らし、これをガッティが力強くねじ込んだ。さらに56分、相手の後方へのパスをインターセプトしたフランシスコ・コンセイソンが、ドリブルでそのまま持ち込み、中央バイタルエリアに切り込む。GKが出てきたタイミングでシュートを見舞い、2-1の逆転弾となった。しかし、ユーヴェは90分に痛恨の失点を喫する。CKからレナト・ヴェイガにヘディングシュートを決められ、同点に。6分のアディショナルタイムが与えられたが、その後はスコアが動かず、引き分けに終わった。
試合後、ユーヴェのイーゴル・トゥードル監督は、「ミスが多すぎた。選手たちは怒っているが、チームはちゃんと存在感を示していた」と話すと、「CKからのゴールで、最後の数秒で負けるなんてあってはならない…。試合を掌握していただけに残念。後半はかなり攻め込んでいた。ともかく、この勝ち点1を持ち帰って、前に進んでいく」と悔しさを覗かせた。
イタリア紙『ラ・ガッゼッタ・デッロ・スポルト』は、逆転弾を決めたコンセイソンを「7」とこの試合最高の評価を与えた。「ワンタッチで一気に試合に入り込み、テクニカルなプレーでユーヴェに再び火をつけた。個人の喜びとなった突進は、技術とスタミナの賜物だ」と記載している。
また、ガッティについても、「6.5」の高評価をつけ、「1-1に持ち込むための傑作のゴールは、終盤、元チームメイトのレナト・ヴェイガが終了間際に勝ち点を奪ったことで色あせてしまった。対応が遅れた」とつづり、後半最後の失点の責任がガッティにあったことを強調した。
2戦2引き分けのユーヴェは次節、22日にアウェイでレアル・マドリードと対戦する。
