サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、現在行われているFIFA U-20ワールドカップ(W杯)で戦うU-20サッカー日本代表選手たちの市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は3日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠[1/5ページ]
10位:石井久継(いしい・ひさつぐ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2005年7月7日
市場価値:17.5万ユーロ(約3000万円)
所属クラブ:湘南ベルマーレ
今季リーグ成績:11試合1得点0アシスト
サッカーU-20日本代表市場価値ランキング10位にランクインしたのは、湘南ベルマーレの期待の星である石井久継だ。
中学生になるタイミングで地元の岡山を離れ、湘南にやってきた石井は、湘南のアカデミーに加入する。
そんな石井は、2022年(当時17歳)に2種登録されるほどの逸材で、2023年にはU-18日本代表とU-19日本代表に選出された。
その翌年の2024年には、トップチームに昇格。しかし、チーム状況の影響か多くの出場時間を得られなかった。
ただ、これまでの世代別の日本代表での活躍もあって、U-20日本代表では主力として欠かせない存在となっている。
2月に行われたAFC U-20アジアカップでは、第2戦シリア戦を除いて全試合スタメン出場。また、3月と6月に行われた国際親善試合では全試合スタメン出場した。
そして、現在行われているFIFA U-20ワールドカップ(W杯)では第1戦目エジプト戦で、見事なコントロールシュートを沈め、貴重な開幕戦勝利に大きく貢献した。
そんな石井の市場価値は、推定17.5万ユーロ(約3000万円)とされており、トップチーム昇格時の5万ユーロ(約850万円)に比べ約3倍となっている。
その石井は、自らのゴールで日本を大会初の優勝に導くことができるのか。