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えぐい稼ぎ…。欧州日本人、高額年俸ランキング16〜18位。クラブから高く評価されているのは?【2025年最新版】

シリーズ:年俸ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

 かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは9月29日時点。[1/3ページ]

18位:川崎颯太(かわさき・そうた)

マインツのMF川﨑颯太
【写真:Getty Images】

生年月日:2001年7月30日
推定年俸:75万ユーロ(約1億2750万円)
所属クラブ:マインツ(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:1試合0ゴール0アシスト

 川崎颯太は、2025年夏に京都サンガF.C.からドイツ・ブンデスリーガのマインツに移籍。推定年俸は75万ユーロ(約1億2750万円)で、欧州5大リーグに所属する日本人選手の中では最も低額となっている。

 京都の中心選手でキャプテンも務めてきた川崎は、同クラブの育成組織出身で、移籍そのものが初めての経験だ。

 第3節のRBライプツィヒ戦でリーグ戦デビューを果たし、日本代表MFの佐野海舟との“共演”も実現。しかし、その後の2試合はベンチ外が続いており、現在は適応途上といえる。

 マインツのボランチには、佐野のほかにも10番を背負いチーム最高年俸283万ユーロ(約4億8110万円)を受け取るナディーム・アミリが在籍している。さらに、今年1月に加入した長身MFのレナード・マロニーも途中出場で起用されており、Jリーグで活躍していた川崎にとっても、定位置争いは容易ではない。

 それでも、川崎の年俸はチーム平均130万ユーロ(約2億2100円)を大きく下回っており、大きな期待を背負うわけではなく、時間をかけてじっくりと環境に慣れていくフェーズにある。

 マインツでは佐野が高パフォーマンスを継続しており、ビッグクラブへの移籍も噂される存在だ。クラブが将来的に川崎を“ポスト佐野”と見据えている可能性もある。

 今回の移籍は京都からの1年レンタルという形であり、川崎にとっては貴重な挑戦の機会。まずはコンディションと信頼を積み重ね、出場機会をうかがいたい。

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