かつて日本人選手の海外挑戦は、それ自体が一種のステータスと見なされる側面もあった。しかし、時代は変わり、もはや欧州クラブに所属する“だけ”では高い評価は得られない。今回は、欧州5大リーグでプレーする日本人選手たちの最新年俸をランキング形式で紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは9月29日時点。
4位:三笘薫(みとま・かおる)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年5月20日
推定年俸:452.4万ユーロ(約8億2025万円)
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
25/26リーグ戦成績:6試合1ゴール1アシスト
三笘薫は、イングランドのブライトンで452.4万ユーロ(約8億2025万円)の年俸を受け取っており、欧州5大リーグでプレーする日本人選手の中で4番目の高額サラリーとなっている。
プレミアリーグ1年目の2022/23シーズンにリーグ戦で7ゴール7アシストを記録して評価を高めた三笘は、2023年10月に契約を更新し、現在の好待遇となった。
2年目は負傷による離脱もあって成績はやや低下したが、それでもリーグ戦で3ゴール6アシストをマーク。そして2024/25シーズンには、得点力が向上し、リーグ戦で10ゴール4アシストという好成績を残し、ブライトンで2番目に高い年俸に見合う活躍を見せた。
しかし、今シーズンは苦しい序盤戦となっている。
ここまでリーグ戦全試合に先発しているものの、本調子とは言い難く、1ゴール1アシストにとどまっている。
第6節チェルシー戦では67分で交代に。これは今シーズン最も早いタイミングでの交代だった。
地元紙『Sussex World』はこの試合で三笘にチーム最低の「5点」をつけ、「目立った活躍ができなかった。代わって入ったウェルベックの方が効果的だった」と評している。
なお、そのウェルベックは途中出場で2得点を挙げ、逆転勝利に貢献した。
三笘は本来、アジア屈指のドリブラーであり、コンディションが整えば再び輝きを放つ可能性は高い。
ブライトンとの契約は残り2年。今後のパフォーマンス次第では、ステップアップも視野に入る重要な時期を迎えている。
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