イングランドのウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)のマンチェスター・ユナイテッドWFCに所属するなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の宮澤ひなたが10月6日、オンライン取材に応じた。チーム加入後は怪我で苦しい時期を過ごしたが、3シーズン目となる今季は開幕から全試合にフル出場を果たしている。今季にかける思いや自身の目指す理想像について語った。
「3シーズン目はすごく勝負の年」と語る宮澤ひなたの現在地
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「ユナイテッドに来てから中々出場時間が設けられなかったり、怪我をして出れなかったりと苦しい時期があった中で、この3シーズン目はすごく勝負の年だなとは思ってたので、そういった意味では入りとしてはすごく良い状態かな」
右足首の骨折により約4か月の長期離脱を経験し、出場機会をあまり得られなかった1年目。怪我からの復帰という難しさもある中で出場機会を着実に増やした2年目。そして、3年目の今季、宮澤ひなたは8月末のシーズンインから公式戦9試合連続フル出場を果たすなど、着実にステップアップしてきている。
マンチェスター・ユナイテッドWFCはリーグ戦で現在4位だが、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の予選もある過密日程ながら負けなしと好調を維持している。
「すごくチームの状態は良いと思います。基本どのチームもまだリーグだと3、4試合だと思うんですけど、チャンピオンズリーグの予選から1週早い状態で、過密日程で7、8試合戦ってて、もう2か月ぐらいシーズン的には始まってるというぐらいの試合数ではあります。けど、怪我人もそこまで出てないですし、負けなしっていうところはすごくポジティブに捉えていいところ」と言い、自身のコンディションについてこう続けた。
「個人としても今、開幕から全試合フル出場で出れてるところで、体がきついなって感じるところはありますけど、試合に出続けないと学べないっていうか、自分で感じられないところもあります。まずは試合を重ねるごとに相手との対人の仕方だったり、そういったところで怪我をしなくなってきてるのは今シーズンすごく感じてるので、本当個人としても今すごく良い状態だと思います」
宮澤は海外挑戦前、1.5列目やウイングなど前線でプレーをしてきたが、ユナイテッドではボランチを託されることが多い。「元々アタッカーのポジションだったので、普通のボランチではないっていうのは自分自身思っていて、普通のボランチになっちゃいけない」と攻撃的なポジションを経験してきたからこそ、思うことがあるという。