フットボールチャンネル

逆をつくトラップで勝負あり! 川崎フロンターレ、伊藤達哉のゴールが上手すぎる! ホームでの貴重な追加点【ルヴァンカップ】

text by 編集部 photo by Getty Images

 川崎フロンターレは8日、2025JリーグYBCルヴァンカップ準決勝・第1戦で柏レイソルをホームに迎え、3-1で勝利した。この試合で、貴重な3点目を奪ったのが伊藤達哉。その得点は、ファーストタッチで相手の逆をついて流し込んだ、見事なゴールだった。

伊藤達哉が止まらない

川崎フロンターレFW伊藤達哉
【写真:Getty Images】

2019年シーズン以来のルヴァンカップ制覇を目指す川崎は、準決勝で柏と対戦。ホームチームは、10分に山本悠樹のゴールで先制すると、23分には、ファンウェルメスケルケン際が、地を這うような強烈なシュートを叩き込み、2点リードで前半を折り返す。

 しかし、後半は柏のパスワークに翻弄されるシーンが増える中、62分に小泉佳穂に得点を許し、1点差に詰め寄られる。それでも85分、手がつけられない状態となっている伊藤がチームに3点目をもたらす。

 14試合ぶりのベンチ入りを果たし、75分からピッチに立っていた大島僚太のボール奪取から、ラザル・ロマニッチへと繋がり、左サイドを抜け出した宮城天がゴール前に折り返すと、ボックス内中央で待ち構えていた背番号「17」に渡る。伊藤は相手の重心の逆をついて、左足側にボールを置くと、そのままゴール右隅に流し込み、ネットを揺らした。伊藤の技術とゴール前での落ち着きが光った圧巻のゴールだった。

 このゴールでホームチームが、第1戦を3-1で制した。2点のリードを手にして敵地に乗り込むことに成功した川崎だったが、この試合では三浦颯太と大島が負傷交代というアクシデントに見舞われた。

 第2戦は12日、柏のホーム「三協フロンテア柏スタジアム」で行われる。

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!