サッカー日本代表を指揮する森保一監督は9日、キリンチャレンジカップ2025 パラグアイ代表戦の前日会見に出席した。指揮官は、主将の遠藤航が不在の中、追加招集を見送った理由を説明しつつ、代表ウィーク中のルヴァンカップ開催に苦言を呈した。
森保一監督がまっすぐな思いを口に…
今回は大黒柱の遠藤が怪我のため不在となったが、森保監督は、代わりとなるボランチの選手を追加招集せず。その理由について問われると「活動が始まってから、欧州から来てもらうのは本人にとっても負担。もうすでに26人のメンバーが揃う中で、このままの活動での人数でいいかなと考えていました」とコメント。
しかし、指揮官は「国内からの招集も考えていました」とも述べ、ルヴァンカップでベスト4まで勝ち進んでいた川崎フロンターレ、柏レイソル、横浜FC、サンフレッチェ広島の国内組からの追加招集を考えていたことを明かした。
「公式戦を目の前にして、タイトルがかかった試合の準決勝という戦いの準備から、選手を抜くのは、良くないと思って招集しませんでした」
そして森保監督は「この件に関しては、JFA、Jリーグの方が選手ファーストで、日本サッカーの発展のためにいろんなことを考えて日程調整をしてくださっているとは思います」と前置きしたうえで「代表の活動とJ1の舞台と同等の試合が重なるのは、世界の中でもほとんどないと思います。サッカーの主要国では、まずあり得ないということだと思いますので、シーズン移行等々で日程が変わってくるとは思いますが、選手の招集に関してIW(インターナショナルウィンドウ)の時には、選手を選べるようにという未来につながっていけばいいかなと思います」と日本サッカー発展のために、まっすぐな思いを口にした。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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