FIFAU-20ワールドカップチリ2025・ラウンド16、U-20モロッコ代表対U-20韓国代表の試合が現地時間9日に行われ、韓国が1-2で敗れた。韓国メディア『スポーツ韓国』は同日に、モロッコに敗れてベスト16で終わった韓国代表について報じている。
決定機逸に泣いた韓国
【写真:Getty Images】
グループステージでは、開幕節でU-20ウクライナ代表に1-2で敗れた韓国。第2節のU-20パラグアイ代表との試合はスコアレスドロー、第3節のU-20パナマ代表戦に2-1で勝利し、1勝1分1敗の3位という結果で決勝トーナメント進出を決めた。迎えたラウンド16では、U-20ブラジル代表やU-20スペイン代表に勝利して、グループCを首位で突破したモロッコと対戦している。
同メディアは、「予見された敗退。モロッコに1-2で完敗、U-20W杯はベスト16で脱落となった」と前置きした上で、アフリカの強豪との一戦を次のように振り返った。
「開始41秒でピンチを迎えた。FWオスマン・マンマと1対1となったが、GKがこれを防いだ。ピンチの後にはチャンスが訪れる。韓国は、3分にカウンターの展開からチャンスを迎えた。相手GKと完璧な1対1となったが、これは枠を外れてしまった。完璧なチャンスを逃した後に残ったのは失点だった。8分に、FWヤシル・ザビリがオーバーヘッドキックを試みると、これが韓国DFに当たってしまいオウンゴールを記録している」
そして、「後半に再び失点すると、指揮官は2人の選手を交代で投入して打開を試みたがすでに遅かった」と述べつつ、「負けているにも関わらず、後方に多くの選手を配置して、不正確なパスを試みた韓国はモロッコに敗れることは必然だった」と、チーム全体が後手に回ってしまったことを指摘している。
また、「アジアカップから今回のワールドカップまで、一貫して不安定だったU-20韓国代表チームの予想された敗退だった」と、チーム作りにも不安を抱えていたことが、モロッコに敗れた要因の一つだと強調した。