サッカー日本代表は10日、国際親善試合でパラグアイ代表と対戦した。試合は2-2の引き分けに終わっている。この試合では、パラグアイ代表の背番号“10”を背負うFWミゲル・アルミロンが絶妙なトラップから、GK鈴木彩艶の股を抜くスーパーゴールを決めて、パラグアイに先制点をもたらした。
ワールドクラスの一撃だった
【写真:Getty Images】
ブライトンのMF三笘薫、リヴァプールのMF遠藤航、アヤックスDF板倉滉などの主力選手が負傷離脱している中で迎えた一戦では、MF堂安律や南野拓実、田中碧らが先発出場した。
開始直後はサイドから何度かチャンスを作っていたものの、徐々にパラグアイが日本のゴールに迫るシーンが増え、ピンチが続いた。そんな中で迎えた20分、アルミロンのスーパーゴールで日本は先制されてしまう。
MFダミアン・ボバディージャのロングパスに反応したアルミロンは、後ろからのボールを左足一本で完璧にコントロールした。DF瀬古歩夢が懸命に寄せるも、アルミロンは素早く左足を振り抜き、日本の守護神の股下を抜く冷静なシュートでネットを揺らしている。
23/24シーズンまで、イングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドで長きに渡って活躍したアルミロンのワールドクラスのゴールだった。その後、26分にFW小川航基のゴールで追いついた日本だったが、64分に再びリードを許してしまう。
そのまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイムに、FW上田綺世が土壇場で同点ゴールを決めて、2-2の引き分けに終わった。