国際親善試合、韓国代表対ブラジル代表が10日に行われ、0-5で韓国が敗れた。韓国メディア『sportsdonga』は同日に、ホームでまさかの5失点を喫したことで、反撃の意志さえ失われてしまった試合だったと振り返っている。
ブラジルに大敗で反撃の意志さえ失われる結果に
【写真:Getty Images】
FIFAランキング6位のブラジルをホームに迎えて、来年のW杯に向けたテストマッチを行った韓国代表。しかし、この試合は終始アウェイチームのペースで進んだ。13分、FWエステバン・ウィリアンに先制ゴールを決められてしまうと、前半終了間際にもFWロドリゴに追加点を決められて、韓国が2点を追いかける展開となる。
なんとか反撃の糸口を見つけようとしたホームチームだったが、47分にDFキム・ミンジェのパスをカットされて、エステバンに2点目を決められてしまった。さらに、直後の49分にも失点してしまうと、77分にはFWヴィニシウス・ジュニオールにカウンターからダメ押しとなる5点目を決められて、0-5で大敗している。
同メディアは、「ホン・ミョンボ監督率いる韓国代表の苦いテストマッチ。ブラジルに0-5で完敗し、ホームで世界の壁を痛感した」と前置きし、ブラジルとの一戦を次のように振り返っている。
「ブラジルはやはり強かった。約6万人の観客が訪れた試合で、韓国はブラジルに圧倒された。26年のW杯に向けて準備を進めている代表チームにとっては、最も強力なテストマッチの相手だった。昨年9月にホン・ミョンボ監督が就任して以降は、アジア最終予選で無敗を記録。先月のアメリカ遠征でも1勝1分という成績を収めて上昇傾向にあった」
そして、「約1ヶ月ぶりに国内サポーターの前で行われたブラジル戦は、現在の戦力をチェックする機会だった」と述べつつ、「後半立ち上がりにキム・ミンジェがボールを奪われて失点してしまった。77分には、ヴィニシウスに5点目を決められてしまい、反撃の意志さえ失われてしまった」と、5失点もしてしまったことで、ホームでありながら逆転を狙うエネルギーがチームから失われてしまったことを強調している。
次の試合は14日に行われ、韓国はホームに日本と2-2の引き分けに終わったパラグアイ代表を迎える予定だ。
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