FIFAワールドカップ26欧州予選・グループCの第8節、スコットランド代表対ベラルーシ代表の試合が現地時間12日に行われ、スコットランドが2-1で勝利した。この試合では、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイが絶妙な胸トラップからゴールを決めて、チームを勝利に導いている。

マクトミネイのゴールが上手い！

【写真：Getty Images】

　ここまで3試合を消化して2勝1分（勝ち点7）という成績のスコットランド。チームを率いるスティーブ・クラーク監督は、DFアンドリュー・ロバートソン、MFジョン・マッギン、FWチェ・アダムスらを先発に起用した。

　14分、スコットランドがスコアを動かす。ピッチ中央付近で相手のボールをカットしたDFジャック・ヘンドリーが、前線へとパスを送る。これをペナルティエリア手前でうまく収めることに成功したアダムスが、冷静に流し込み先制ゴールを決めた。

　その後、両チームともにチャンスは作るものの、徐々に試合のペースはベラルーシに傾く。しかし、試合を通して合計22本のシュートを放ったアウェイチームだったが、なかなか得点を奪うことができずに時間だけが過ぎて行った。すると、84分、昨季はセリエAのMVPに輝いたマクトミネイが追加点を決める。

　ロバートソンが左サイドからゴール前に送ったクロスをうまく胸トラップでコントロールし、相手DFに囲まれながらも素早く右足を振り抜いてネットを揺らした。うまくスペースを見つけてフリーになる動きの上手さ、相手DFに寄せられながらも落ち着いて決めきる決定力の高さを示したマクトミネイのゴールだ。その後、ベラルーシに1点を奪われてしまったものの、スコットランドが2-1で勝利している。

　グループCで首位に立つデンマークとは勝ち点10で並んでおり、得失点差でスコットランドが2位となった。次節は、11月16日に行われ、スコットランドはアウェイでギリシャ代表と対戦する。そして、19日にはホームに首位のデンマークを迎える予定だ。