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「楽勝と思われていた」サッカー日本代表に敗北でブラジルメディアも衝撃!?「韓国代表よりも完成度高い」

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

 サッカー日本代表は14日、国際親善試合でブラジル代表と対戦した。試合は3-2で日本代表が勝利した。ブラジルメディアも、この一戦を大きく取り上げている。

日本代表に初黒星で衝撃走る

ブラジル代表
【写真:田中伸弥】

『O Globo』は、「ブラジルの守備的システムが崩壊」と見出しを打った。「敗戦の象徴はファブリシオ・ブルーノ。日本の1点目につながる痛恨のミスを犯したうえ、逆転弾を自らの足でゴールに押し込んだ」としたうえで、「しかし真実は、ブラジルの守備全体がこのテストに失敗したということだ」と総括している。

 同メディアは、10日の韓国代表戦で5−0の大勝を収めたことを引き合いに出し、「チームは楽勝するものと思われていた」と試合前の空気感にも言及した。だが後半に3失点を喫し、逆転負けを許した。

 ブラジルにとって日本に敗れるのは史上初の出来事であり、この点も国内メディアで大きく報じられている。また、カルロ・アンチェロッティ監督体制となって以降、1試合で2失点以上を喫したのは初めてであり、早くも守備への不安が指摘されている。

 一方、『UOL』は「韓国代表よりも完成度の高いチームと対戦した。日本代表は組織的で、マークも厳しかった」と分析。そのうえで「ブラジルは我慢強く足元でボールをつなぎ、日本の守備を崩すパスから得点を生んだ点は好材料」と評価した。

 しかし、後半の3失点については「ブルーノ・ギマランイスが交代したことで、チームは完全に崩壊した」と指摘。途中出場の伊東純也をカルロス・アウグスト1人で対応する場面が続いた点が、守備陣の苦戦を象徴していたと伝えた。

 アンチェロッティ監督率いるブラジルは、これが2敗目。1敗目はアウェイでのボリビア代表戦だったが、「パフォーマンスに影響する標高ではなかった」とし、よりシンプルな敗戦だったとした。

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【了】

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