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フォーカス 2か月前

今回の3得点を除くと? ブラジルからゴールを奪ったサッカー日本代表の5人。苦戦してきた歴史を振り返る

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表は14日の国際親善試合でブラジル代表を3-2で撃破。歴史上初めて、南米の強豪から勝ち星を奪った。それ以前は、勝利はおろか、ゴールすることすら難しかった対ブラジル。それを象徴するかのように、今回の3ゴールを除けば、これまでわずか5得点しかあげられていなかったのだ。今回は、その貴重なゴールを挙げた“先人”たちを紹介しよう。

FW:福田正博(ふくだ・まさひろ)


【写真:Getty Images】

生年月日:1966年12月27日
試合:国際親善試合
試合日:1995年8月9日(●1-5)
日本代表通算成績:41試合9ゴール1アシスト

 サッカー日本代表の歴史上初めて、ブラジル代表からゴールを奪ったのが、“ミスターレッズ”の愛称で知られる福田正博だ。

 1995年夏、旧国立競技場において、日本代表とブラジル代表は激突した。

 福田は、三浦知良との2トップという形で、スタートのピッチに立っている。

 まだワールドカップも経験していなかったサムライブルーにとって、サッカー王国はやはり大きな壁だった。

 この日も、スター軍団に2点を先行される厳しい試合展開となっている。

 しかし、後半開始早々の48分、歴史が動く。

 相手のパスミスを敵陣で拾った三浦が、そのままゴール前に侵入。

 シュートに持ち込む前に潰されてしまったが、こぼれ球に反応した福田が冷静に流し込み、1点を返した。

 日本はその後、ブラジルに3点を叩き込まれ1-5で敗北。結局は、力の差を見せつけられた。

 それでも、まだ世界に大きく離されていた当時の日本代表にとって、王国から奪った1点は大きな意味を持っていたに違いない。

 そこから実に30年。日本代表はブラジル代表を上回ったのである。

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