国際親善試合、サッカー韓国代表対パラグアイ代表の試合が14日に行われ、韓国が2-0で勝利した。韓国メディア『SPOTV NEWS』は14日に、パラグアイに勝利したことによって“ポット2”を維持することができたと伝えている。
韓国代表は大敗から立ち直る
【写真:Getty Images】
10日に行われた試合では、ブラジル代表に0-5と惨敗を喫した韓国。大敗によってFIFAランキングのポイントを喪失した韓国(FIFAランキング23位)は、パラグアイ戦の結果によってポット2の座を争うエクアドル代表(同24位)やオーストラリア代表(同25位)に抜かれてしまう可能性もある状況だった。
同メディアは「ホン・ミョンボ監督が特命を達成した。アルゼンチンやドイツと同じ組の“死の組”を回避!パラグアイ撃破でポット2死守に成功した」と前置きし、次のように述べている。
「ブラジル戦の大敗を乗り越えた韓国代表が、ポット2死守の特命を達成した。テストマッチとはいえ、今回勝ち取った勝利はただの1勝ではない。もしパラグアイとの試合で敗北していた場合、W杯の抽選で死の組に組み込まれる危機に直面していた。ポット分けは順位が高ければ高いほど、強豪を回避できる可能性が高まる」
また、「パラグアイ戦を前にして、韓国は23位にかろうじて名を連ねている状況だった」と述べつつ、「ブラジル戦の大敗でポイント獲得に失敗しており、エクアドルとオーストラリアにあと一歩のところまで追いつかれていた。仮に敗北していた場合、11月に発表のFIFAランキングで、韓国のランクが下落する可能性さえあったのだ」と、韓国代表が苦しい状況にあったことを強調している。
そして、「韓国より上位の国を見ると、ドイツ、ウルグアイ、モロッコ、スイス、セネガル、デンマークなど、いずれも手強い相手ばかりだ。ここにポット1が有力なスペイン、フランス、アルゼンチン、イングランドなどが加われば、2カ国以上の強豪国と対戦することになる。逆にポット2を守れば、FIFAランキング13位から23位までの強豪国を回避できる。もちろん楽な相手ばかりではないが、それでもポット2の国と比べるとプレッシャーは幾分軽減されるだろう」と、ポット2の座を守ったことで、少しでもW杯の抽選を良い形で迎えることができると指摘した。
【関連記事】
英国人が見た日本代表対ブラジル「なんってこと!」「韓国の審判には…」「鎌田大地は本当に…」
サッカー日本代表、ブラジル代表戦パフォーマンス査定
そのとき、流れが変わった。サッカー日本代表、ブラジル戦大逆転勝利の舞台裏。「どうやったら負けないじゃなく、こうやったら勝てる」【コラム】
【了】