国際親善試合、サッカー韓国代表対パラグアイ代表の試合が14日に行われ、韓国が2-0で勝利した。韓国メディア『xportsnews』は16日に、パラグアイに勝利したことにより、韓国代表がW杯の組み合わせ抽選で“ポット2”に入る可能性が高いと伝えている。

W杯のポット分けをめぐる争い

【写真：Getty Images】

　10日に行われた試合では、ブラジル代表に0-5で敗れた韓国。大差で敗れてしまったことによってFIFAランキングのポイントを喪失した韓国（FIFAランキング23位）は、パラグアイ戦の結果次第でポット2の座を争うエクアドル代表（同24位）やオーストラリア代表（同25位）と順位が入れ替わってしまう可能性もある状況だった。

　同メディアは、「ポット2を維持する可能性が高い。カナダ代表、ノルウェー代表、ニュージーランド代表による“歴代最高の蜂蜜組”も実現可能だ」と前置きし、ポット2を維持したことによる影響について次のように言及している。

「データサイト『Football Meets Data』は、公式SNSを通じて、『韓国とエクアドルがポット2争いにおいて貴重なポイントを獲得した』と伝えた。同サイトによると、ブラジル戦で敗北したことによりポイントが若干下落したが、パラグアイ戦に勝利したことで1594ポイントになった。10月の代表戦の結果に基づいて、韓国のFIFAランキングは22に上昇し、ポット2争いが続く見通しだ」

　また、「ホン・ミョンボ監督率いる韓国代表チームは、12月までに現在の順位を維持できれば歴代で初となるポット2に割り当てられる可能性が高い」と述べつつ、「ポット2であれば、抽選で強豪とは別の組になる可能性が高い。運が良ければカナダやノルウェー、ニュージーランドと同じ組となり、決勝トーナメント進出がより期待できる」と、言葉を続けた。

　一方で、「運が良くない場合、歴代初となるポット2であったとしても“死の組”に入るケースもある。例えば、イタリア代表が欧州予選2位となり、プレーオフ経由で本大会に参加した場合、彼らはポット4だ。そうなると、スペイン代表、パラグアイ代表、イタリア代表、韓国のような死の組が誕生する場合もある」と、韓国にとって最悪のシナリオについても言及している。