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「批判の的に」サッカー日本代表に歴史的一敗で酷評も!?“W杯レジェンド”は冷静「優勝するために雇われた」【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表は14日、キリンチャレンジカップ2025でブラジル代表と対戦し、3-2の歴史的初勝利を収めた。国際親善試合の一つではあるが、衝撃的な結末だっただけに世間では様々な感情が渦巻いている。批判の声も挙がっているが、元ブラジル代表かつ優勝経験のあるリバウド氏は、カルロ・アンチェロッティ監督を擁護した。ブラジル版『CNN』が15日に報じている。

サッカー日本代表との一戦は、選手を見極める場

日本代表
【写真:Getty Images】

 ブラジルは2026年のワールドカップを目指す南米予選で苦戦しながらも、2025年5月12日に就任したアンチェロッティ監督のもとでチームを立て直し、5位で出場権を獲得している。10日に行われた国際親善試合の韓国戦を含め、直近5試合で4試合が無失点という堅守を披露。課題の守備を改善し、一段と強くなったブラジルの姿がそこにはあった。

 しかし、日本との試合で新体制初の3失点。守備の脆さが再び露呈し、現実を突きつけられる形となっている。

 2002年の日韓W杯で、ロナウド氏、ロナウジーニョ氏と共に最強攻撃陣を形成したリバウド氏は「アンチェロッティがやっていることはすべて、準備の一環だ。特に2022年のW杯以降、ブラジルが様々な困難を経験してきたことを考えれば、日本に負けたという結果は、たとえ親善試合でも批判の的になる。ファンもメディアも厳しいからね。でも監督は、こうした試合が、誰をW杯に連れて行くかを見極める場であることを理解している。彼は親善試合に勝つために雇われたのではなく、W杯で優勝するために雇われたんだ。この2試合で、彼は良い点も悪い点も見たはずだ。これから彼はポジティブな部分を仕事に取り入れて、W杯まで突き進むだろう。選手を試すのは、監督にとって嬉しい悩みだ。新たに起用した選手が活躍すれば、次の試合でも呼ばざるを得ない。選択肢が多いのはむしろ良いことだ。アンチェロッティにとっては理想的な状況だよ。今後の試合やW杯に向けて、多くの有力な選手から選べるのだから。勝ち試合も負け試合も含め、どれも意味のある試合。彼は経験豊富でタイトルを勝ち取ってきた賢い監督だ。だからこそ多くの選手を呼んでテストし、最終メンバーを見極めようとしている」との見解を示している。

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【了】

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