近年、日本人選手を注視しているのが、イングランド2部相当に該当するEFLチャンピオンシップのクラブたちだ。労働ビザ取得が緩和されたことを受けて、獲得のハードルが下がり、現在は10人の日本人選手がプレーしている。今回は、チャンピオンシップでプレーする日本人選手の最新年俸をランキング形式で順位ごとに紹介する。※年俸は『Capology』、各スタッツは『transfermarkt』を参照。データは10月16日時点。[1/5ページ]
5位:松木玖生(まつき・くりゅう)

【写真:Getty Images】
生年月日:2003年4月30日(22歳)
推定年俸:90.5万ユーロ(約1.5億円)
所属クラブ:サウサンプトン
25/26リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト
5位には、サウサンプトンに所属する松木玖生がランクインした。推定年俸は90.5万ユーロ(約1.5億円)とされている。
FC東京でブレイクした松木は、2024年夏にサウサンプトンへと完全移籍を果たす。
2024/25シーズンにプレミアリーグを戦ったクラブに残留せず、同日にマルチクラブオーナーシップ(MCO)で同グループのギョズテペSK(トルコ)にローン移籍した。
何度か怪我での離脱がありながらも、2024/25シーズンは公式戦34試合で6得点5アシストとまずまずの活躍を披露。ストライカーでの起用が大半だったカップ戦では4ゴールと非凡な得点力をみせた。
2025年夏にチャンピオンシップへと降格したサウサンプトンに復帰。ウィル・スティル監督にアピールしたかったところだが、現状は上手くいっていないという評価になるだろう。
8月に行われたノリッジ・シティとのカラバオ・カップ2回戦で豪快なミドルシュートを叩き込んだが、ここまで公式戦での先発は一度もない。
リーグ戦に関しては、9月の代表ウィーク明け以降からベンチ外が続いており、この序列の低さを考慮すると、冬の移籍市場にも退団する可能性があるだろう。
その理由として挙げられるのが選手層の厚さだ。
今年2月にテクニカル・ディレクター(TD)に招聘したヨハネス・スポースの指揮で、同リーグとドイツ方面を中心に積極的な補強を行っており、その影響もあって大きく序列を落としたと考えられる。