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「個人の能力と組織力の限界」サウジアラビアに2戦合計0-6で完敗のU-22韓国代表。韓国紙は「2大会連続五輪逸の不名誉」を危惧

text by 編集部 photo by Getty Images

 国際親善試合、U-22サッカー韓国代表対U-22サウジアラビア代表の試合が現地時間14日に行われ、韓国が0-2で敗れた。韓国メディア『Spotv news』は17日に、来年にAFC U23 アジアカップを控えているにも関わらず、サウジアラビアに2戦合計0-6と惨敗を喫した韓国に懸念を示している。

2大会連続五輪逸を懸念

韓国代表

【写真:Getty Images】

 来年の1月に行われるU-23アジア杯の準備の一環として、開催地であるサウジアラビアでホスト国と対戦した韓国。しかし、10日に行われた第1戦は0-4で大敗すると、2戦目も0-2で敗れてしまった。結局、2試合で1ゴールも奪うことができずに、サウジアラビアとのテストマッチを終えている。

 同メディアは、「韓国が0-6でサウジに敗れる大惨事だ!韓国サッカーの根幹が揺らいでいる」と前置きし、サウジアラビアとの試合を次のように振り返った。

「イ・ミンソン監督は『本戦の開催地を体験できる良い機会だ。結果よりも、我々の追求するサッカーの方向性を確認する』と試合前に語った。しかし、現実は期待と異なるものだった。韓国は技術と戦術、そして組織力でサウジに圧倒されて、1ゴールも奪えないまま崩壊した」

 また、「今回のサウジ遠征は本戦を控えたテストマッチの意味合いが強い。個人の能力と組織力の限界が明らかになったという点では、課題が明確になっている」と述べつつ、「本大会までわずか3ヶ月という期間で、スムーズな攻撃展開と守備面での組織力の向上の両方に取り組まなければいけない。不振が続く場合、2回連続で五輪を逃すという不名誉に直面する可能性が高い」と、U-22韓国代表チームの現状を憂いている。

 韓国メディア『スポーツ朝鮮』も16日に、「今回の結果は、直近のU-23アジア杯での失敗の歴史が繰り返されるのではないかという心配を生んでいる(22年と24年大会はベスト8で敗退)。来年のアジア杯で、韓国は“死の組”に組み分けられている」と、厳しいグループに入ったことで、このままでは再びベスト8敗退になるのではないかと指摘していた。

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【了】

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