スペイン・ラ・リーガ第9節、バルセロナ対ジローナの試合が現地時間18日に行われ、バルセロナが2-1で勝利した。この試合では、後半に途中出場したDFロナルド・アラウホが、本来とは異なる最前線のポジションでプレーし、チームに勝利をもたらす勝ち越しゴールを決めている。
小見出し
【写真:Getty Images】
代表ウィーク明けの一戦で、ホームにジローナを迎えたバルセロナ。チームを率いるハンジ・フリック監督は、DFパウ・クバルシ、MFペドリ、FWマーカス・ラッシュフォードらを先発に起用した。
13分、ペナルティエリア内でボールを受けたペドリが、抜群のキープ力からゴール左隅に絶妙なグラウンダーのシュートを流し込み、ホームチームが先制した。
しかし、直後の20分、MFアクセル・ヴィツェルが技ありのバイシクルシュートを決めて、バルセロナは同点とされてしまう。1-1となった後は、両チームともにチャンスは作ったものの、なかなか得点までには至らない展開が続いた。
すると、後半アディショナルタイム、この試合途中出場で本来とは異なるセンターフォワードの位置に起用されていたアラウホが試合を動かす。
右サイドを突破したバルセロナは、MFフレンキー・デ・ヨングがゴール前へとクロスを送る。このボールに反応したのがアラウホだ。相手DFの背後から加速してマークを外すと、ニアサイドに走り込みながらワンタッチで流し込み、試合終了間際に勝ち越しゴールを奪った。
本来はDFの選手であるアラウホの、まるでストライカーのような動き出しと巧みなシュートによって生まれたゴールだった。そのまま試合は終了し、バルセロナが2-1で勝利している。
3試合ぶりの勝利を手にしたバルセロナは、21日にUEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第3節でオリンピアコスFCをホームに迎える予定だ。