移籍情報専門サイト『Transfermarkt』は現地時間16日に、各大陸の市場価値の高い選手で構成されたベストイレブンを発表した。韓国メディア『スポーツ京郷』は17日に、アジアのベストイレブンに韓国代表からは3人選出された一方で、サッカー日本代表からは7人も選ばれていたことを驚きとともに伝えている。
日本と完全に立場が入れ替わる?
【写真:Getty Images】
欧州では、DFパウ・クバルシ(スペイン代表)、MFフロリアン・ヴィルツ(ドイツ代表)、そしてFWキリアン・エムバペなどが、市場価値の高いベストイレブンに名を連ねている。
来年のW杯の開催地である北中米からは、DFアルフォンソ・デイヴィス(カナダ代表)、FWクリスチャン・プリシッチ(アメリカ合衆国代表)、FWジョナサン・デイヴィッド(カナダ代表)など、欧州のトップクラブで活躍する選手が選出された。
そして、アジアのベストイレブンは、GK鈴木彩艶をはじめとして、MF堂安律、MF三笘薫など日本代表から最多となる7名が選ばれている。
同メディアは、「アジアベストイレブンに韓国は3人、日本は7人だ」と前置きし、日韓の格差について次のように述べた。
「アジアの舞台で日韓の立ち位置が入れ替わっている。依然として最高の選手は韓国から出ているが、ヨーロッパでプレーする選手が増えただけに日本の影響力がますます増している。
韓国からはFWソン・フンミン、中盤にMFイ・ガンイン、そしてDFキム・ミンジェが選ばれた。3選手ともアジアを超えて世界で認められている選手であり、理解できる選択だ」
また、「驚くべきことは、残りのポジションを日本の選手が埋め尽くしたという事実だ。韓国と日本を除くと、マンチェスター・シティでプレーするDFアブドゥコディル・フサノフ(ウズベキスタン代表)しかいない」と、日本が最多7名の選手を輩出したことに驚きを示した。
そして、「日本の勢いは欧州でプレーする選手が増えているのが原動力だ。突出した選手は多くないが、イングランドやドイツ、スペインで活躍する選手の数が増えている。ヨーロッパでプレーする選手が増えただけに、日本の競争力も一層上がっているという評価だ」と、日本がベストイレブンを埋め尽くした要因を指摘している。