スペイン・ラ・リーガ第9節、ヘタフェ対レアル・マドリードの試合が現地時間19日に行われ、マドリーが1-0で勝利した。この試合では、マドリーに所属するサッカーフランス代表FWキリアン・エムバペが絶妙なトラップからゴールを決めて、チームを勝利に導いている。

エムバペが絶妙なゴールで勝利に導く

【写真：Getty Images】

　代表ウィーク明けの一戦。マドリーを率いるシャビ・アロンソ監督は、DFダヴィド・アラバ、MFジュード・ベリンガム、FWロドリゴらを先発に起用した。一方で、FWヴィニシウス・ジュニオール、MFアルダ・ギュレルらはベンチスタートとなっている。

　前半は、マドリーがボール支配率76%、シュート9本とヘタフェを圧倒。しかし、完全にホームチームを押し込み攻撃を展開するも、なかなかゴールを奪うことができない時間が続いた。

　すると、77分、途中出場のDFアラン・ニョムがヴィニシウスを倒して一発退場となってしまう。数的有利となったマドリーは、直後の80分にエースがスコアを動かした。

　ベリンガムが移動して生まれたスペースに対して、素早く反応したギュレルがボールを受けに下がる動きを見せる。フリーで受けることに成功すると、ギュレルはエムバペへとパスを送った。

　ギュレルからのラストパスに対して、マドリーの背番号“10”は絶妙なトラップで前を向くと、ヘタフェDF陣が寄せてくる前に右足を振り抜き、ネットを揺らしている。

　ボールをうまく引き出し最高のパスを送ったギュレル、そして完璧な形でパスを受けてシュートまで持ち込んだエムバペの上手さが光ったゴールだ。そのまま試合は終了し、マドリーが1-0で勝利している。

　次の試合は22日に行われ、マドリーはUEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）リーグフェーズ第3節でユヴェントスと対戦する予定だ。そして、26日には、宿敵バルセロナとの“エル・クラシコ”が控えている。