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「立て直す機会を」冨安健洋、降格回避のキーマンに?テコ入れで最下位脱出へ「残留を左右する重要な要素」【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

 26歳の日本代表DF冨安健洋は、アーセナルとの契約を7月4日に双方合意のもとで解除して以降、無所属の状況が続いている。いつ再びプレーできるのか見通せない状況だが、それでも同選手の獲得を検討しているクラブは存在するようだ。ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズにとって、降格回避のキーマンになる可能性があると、英メディア『バーミンガム・ワールド』が19日に報じている。

冨安健洋は、ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズに最適な選手?

冨安健洋
【写真:Getty Images】

 冨安は2021年8月にボローニャからの完全移籍でアーセナルに加入すると、両サイドバックやセンターバックでプレーできる万能型DFとして重宝された。

 2023/24シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の6試合に出場している。

 しかし、度重なる怪我に悩まされ、シーズンを全うできた年はほとんどない。

 昨季は手術に踏み切り、1試合のプレーにとどまった。そして、アーセナルとの契約を2026年6月まで残しながら契約解除に至っている。

 まだ次の所属クラブは決まっていないが、早ければ今年中に進展があるかもしれない。

 そんな中、同メディアは「ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(ウルブズ)がまだ契約できるフリーエージェント(FA)16名。元リバプール、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルのスター選手たち」と題し、「ウルブズは、今季残留争いに巻き込まれると見られている。

 開幕から苦しい戦いが続き、プレミアリーグ8シーズン連続のトップリーグ在籍記録が危うくなっている。

 補強とピッチ上でのパフォーマンス、どちらもヴィトール・ペレイラ監督とウルブズが5月までにプレミア残留を果たせるかを左右する重要な要素だ。

 ただし、クラブには立て直す機会が限られている。

 冬の移籍市場が開くのは2カ月先で、その期間も短いため、チームを立て直す時間は多くない。

 それまでの間、ウルブズは基本的に現有戦力に頼るしかないが、無所属の選手を獲得することで多少のテコ入れを図ることもできる」と指摘。

 そのうちの一人として冨安を選出した。

 冨安については「アーセナルを離れ、新たな挑戦を求めている元守備陣の要だ。リーグ戦でも欧州大会でも実力を証明してきた万能型ディフェンダー。

 膝の怪我に悩まされ進化が止まっているが、近い将来の復帰を強く望んでいる」と伝えている。

 ウルブズは今季8試合を終えた段階で最下位に沈んでいるだけに、冨安の力を必要とするかもしれない。

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【了】

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