北アメリカのプロサッカーリーグであるメジャーリーグサッカー(MLS)が、数多くのスター選手を抱えているのは周知の事実だ。各クラブの富豪オーナーは獲得した世界的ビッグネームたちに高額な給料を支払っているが、その額は我々の想像を超えるスケール感を誇る。今回は、そんなMLSの最新推定年俸ランキングを紹介する。※最新推定年俸は『MLS選手協会(MLSPA)公式サイト』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは10月24日時点。[1/5ページ]
10位:カルレス・ヒル(元U-21スペイン代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1992年11月22日
所属クラブ:ニューイングランド・レボリューション
推定年俸:425万ドル(約6.3億円)
2025リーグ戦成績:34試合10得点10アシスト
メジャーリーグサッカー(MLS)の最新推定年俸ランキングで8位となったのは、2019シーズンからニューイングランド・レボリューションでプレーしているカルレス・ヒルだ。
推定年俸は425万ドル(約6.3億円)となっている。
スペイン第3の都市・バレンシアで生まれたヒルは、5歳の時に地元クラブであるバレンシアCFのアカデミーに加入する。
トップチームでは公式戦通算11試合に出場したが(1得点1アシスト)、レギュラーの座を掴むことはできなかった。
その後にエルチェでプレーしたヒルは、2015年1月にアストン・ヴィラへ完全移籍。自身初の国外挑戦に臨んだ。
ただ、アストン・ヴィラでも主力になりきれずにデポルティーボ・ラ・コルーニャにローン移籍するなど、ヒルのイングランド生活は実質的に1年半で終了してしまう。
母国とイングランドで挫折を味わったが、ヒルは2019年1月に加入したニューイングランド・レボリューションに7シーズンも在籍している。
今季は中盤の様々なポジションをカバーしており、34試合で10得点10アシストをマーク。キャプテンとしてもチームを力強くまとめ上げているヒルの貢献度を鑑みると、6億円超えの給料はむしろ安すぎると言ってもいい。
2024年3月には、契約を2026年12月まで延長。“安住の地”を見つけたヒルは「ここで本当に幸せなんだ」と喜びを露わにしている(『ニューイングランド・レボリューション クラブ公式サイト』より)。