イタリア・セリエA第8節、ACミラン対ピサSCの試合が現地時間24日に行われ、2-2の引き分けに終わった。この試合では、ACミランに所属するDFザカリー・アテカメが後半終了間際に圧巻のミドルシュートを突き刺し、値千金の同点ゴールをチームにもたらしている。
劇的同点弾で勝ち点1をもぎ取る
【写真:Getty Images】
7試合を終えて5勝1分1敗(勝ち点16)で、セリエAの首位に立つミラン。
未勝利で最下位のピサをホームに迎えた一戦で、チームを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、DFストラヒニャ・パヴロヴィッチ、MFルカ・モドリッチ、FWラファエル・レオンをスタメンに起用した。
7分、ミランはレオンのクロスがネットに吸い込まれ、先制に成功している。
しかし、57分、途中出場のフアン・クアドラードのシュートがDFコニ・デ・ヴィンターの手に当たってしまい、痛恨のPKを与えてしまった。これをクアドラードが自ら決めて、ミランは追いつかれてしまう。
すると、86分、浮き玉のパスに反応したピサFWムバラ・エンゾラが抜け出し、GKマイク・メニャンと一対一に。エンゾラが冷静に決めきり、後半終了間際にミランが1点を追いかける展開となってしまった。
迎えた後半アディショナルタイム、コーナーキックの流れからミランが追いつく。
ボックス左でボールを受けたモドリッチは、ペナルティエリア手前にいたアテカメへとパスを送った。アテカメはタイミングを伺いながら、ダイレクトで右足を豪快に振り抜く。
エリア外から放たれた強烈な一撃は、ポストにぶつかりながらもゴール左下隅に吸い込まれて、土壇場でミランが2-2として試合終了を迎えた。
次節は28日に行われ、ミランはアウェイでアタランタと対戦する。