フェイエノールトに所属する27歳の日本代表FW上田綺世は、開幕から好調を維持し、早くも二桁得点を達成した。しかし、現役時代に3度バロンドール受賞したマルコ・ファン・バステン氏は、あまり感銘を受けていないようだ。まだ“オランダ伝説”の心を掴めていないと、オランダ紙『フートバルニュース』が27日に報じている。
——————————
上田綺世、今季活躍も…まだ実力を認めてもらえず
上田は2023年8月からフェイエノールトに在籍しているが、サンティアゴ・ヒメネスが絶対的エースとして君臨していたことにより、なかなか日の目を見ることはなかった。
しかし、2025年2月にヒメネスがミランへ完全移籍し、さらにロビン・ファン・ペルシ監督が就任したことにより状況が一変する。
上田は開幕戦のNACブレダ戦で今季初ゴールを決めると、その後も順調に得点を積み重ねた。
第9節のヘラクレス・アルメロ戦ではハットトリックを達成し、早くも11得点をマーク。
直近のPSV戦はノーゴールに終わったが、それでも10試合で11得点は、高評価に値する活躍だ。
それでも、オランダのサッカー番組『Rondo』に出演したファン・バステン氏は「確かに11点取っているけど、そのうち5~6点は押し込むだけのゴールだ。特別なクオリティを感じない」と述べている。
また、PSV戦については「ああいう試合で違いを見せてほしいんだ。
彼は良い選手でチームプレーヤーではあるけれど、このストライカーは凄いと感じる瞬間がなかった。昨日も危険な場面はほとんど作れなかったよ」と指摘。
続けて「エールディビジの得点王を名乗るなら、大舞台でこそ結果を出さなければならない。
毎試合決めそうな圧があるわけでもないし、強さもまだ物足りない。正直、彼のプレーを楽しむことはできなかった」と述べている。
【関連記事】
【写真】欧州日本人選手、高額年俸ランキング1〜10位 2025年最新版
使いません!? 日本人選手を干した名監督6人
どうして…。20代で引退した日本の超才能6人
【了】
