セルティックは28日、チームを率いるブレンダン・ロジャーズ監督が辞任を申し出たことを発表した。暫定的にマーティン・オニール氏が指揮官を務めることになる。同クラブの大株主であるダーモット・デズモンド氏は、同監督がクラブに有害な空気をもたらしたと非難した。英紙『インデペンデント』が28日に報じている。
—————————
前田大然、来年1月移籍に現実味?
ロジャーズ監督はアンジェ・ポステコグルー氏の後任として招聘され、セルティックを2023/24シーズンと2024/25シーズンの連覇に導いた。
その手腕は高く評価されていたが、2025年1月に日本代表FW古橋亨梧が移籍して以降、雲行きが怪しくなる。
代役を確保できていない状況によりサポーターの不満が溜まり、移籍志願した日本代表FW前田大然を引き留めたこともあって、クラブに対する不信感が強まっている。
そのタイミングで、ロジャーズ監督が突如辞任。これには大株主も怒り心頭だ。
デズモンド氏は「2年前にブレンダンを再びセルティックに迎えた時、我々は彼の能力を完全に信頼し、新たな成功の時代を築いてくれると期待していた。
しかし、最近の彼の言動は、その信頼を裏切るものだった」と述べている。
デズモンド氏によると、7月の時点でセルティックはロジャーズ監督に契約延長の意向を伝えていたという。
「それにもかかわらず、ロジャーズは記者会見で、クラブは契約更新の意思を示していないと発言した。それは明らかに事実ではない。
彼の任期中に行われたすべての選手の獲得と放出は、ブレンダン自身の承認と同意を得て進められた。
それ以外を示唆するような発言は完全に虚偽だ」と批判。
続けて「その場で彼に、クラブがあなたの仕事を妨げた、あるいは支援しなかった例を挙げてほしいと尋ねたが、彼は一つも挙げることができなかった。
つまり、彼の公の主張は事実と一致していなかった。
残念ながら、彼の言動は分裂的で、誤解を招き、自己中心的だった。
それがクラブ全体に有害な空気を生み、経営陣やそのファミリーに対する不当な攻撃を助長した」と不満を呈している。
前田の残留を強く望んだロジャーズ監督が退任したことにより、来年1月の移籍市場では大きな動きがあるかもしれない。
【関連記事】
【写真】欧州日本人選手、高額年俸ランキング1〜10位 2025年最新版
使いません!? 日本人選手を干した名監督6人
どうして…。20代で引退した日本の超才能6人
【了】
