ドイツ・DFBポカールの2回戦、フォルトゥナ・デュッセルドルフ対SCフライブルクの試合が現地時間30日に行われ、フライブルクが3-1で勝利した。この試合では、フライブルクに所属するサッカー日本代表MF鈴木唯人が、試合終了間際に絶妙なロングパスでダメ押しゴールを演出し、今季初アシストを記録している。
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鈴木唯人が今季初アシストを記録
【写真:Getty Images】
ドイツ2部のデュッセルドルフとの試合で、先発出場を果たした鈴木。
1分、左サイドを突破したMFヨハン・マンザンビのクロスに、FWイゴール・マタノヴィッチが合わせてフライブルクが先制に成功する。
直後の6分、MFヴィンチェンツォ・グリフォが追加点を決めて、早い時間帯でフライブルクはリードを2点に広げた。
しかし、20分に、鈴木のマークを振り切ったMFアヌアール・エル・アズージが、味方の落としを押し込んで、デュッセルドルフが1点を返している。
フライブルクが2-1とリードしたまま迎えた後半アディショナルタイム、鈴木がダメ押しの3点目をお膳立てした。
試合終了間際にコーナーキックのチャンスを得たデュッセルドルフは、GKも最前線まで顔を出し、同点ゴールを狙う姿勢を見せた。
しかし、デュッセルドルフのクロスを弾き返すことに成功したフライブルクは、こぼれ球を鈴木が回収する。
すると、鈴木は、素早い切り替えから前線に走り込んでいたFWデリー・シェアハントへと、ロングパスを送った。
最後は、鈴木からの絶妙なパスを収めたシェアハントが無人のゴールに流し込み、フライブルクが3-1としている。
そのまま試合は終了し、デュッセルドルフを撃破したフライブルクが、DFBポカール3回戦進出を決めた。