データサイト『Transfermarkt』は、9月から10月にかけて各国リーグで活躍する選手たちの市場価値のアップデートを行った。韓国メディア『SPOTV NEWS』は28日に、最新の“アジア”の市場価値ランキングで、サッカー日本代表の選手たちが上位を独占していることを、韓国代表の現状と比較しつつ、伝えている。
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日韓の格差を懸念
【写真:Getty Images】
同サイトによると、アジアの選手では、マンチェスター・シティに所属するウズベキスタン代表のアブディコディル・クサノフが、ブライトンのMF三笘薫と並んでおり、約3500万ユーロ(約59億円)でトップに立っている。
4位にはレアル・ソシエダで活躍するMF久保建英がランク入りした。
5位にはドイツ・ブンデスリーガのマインツで活躍し、一気に欧州のクラブから注目を集める存在となったMF佐野海舟が続いている。
佐野の市場価値は、前回の2000万ユーロ(約34億円)から、2500万ユーロ(約42億円)と大幅にアップしていた。
なお、アジアの市場価値ランキングTOP20に、日本からは最多16名がランク入りしている。
同メディアは、「韓国サッカーの懸念が再び、日韓戦で完敗だ」と前置きし、日本代表と韓国代表の現状を次のように比較している。
「ソン・フンミンの後継者はまだ存在せず、韓国にはワールドクラスがいるだけだということを説明している。
アジアサッカーの市場において、日本の選手の存在感が圧倒的だということが明らかになった。
逆に、韓国の選手は相対的に目立たない状況だ。
今回の市場価値の更新で、上位10名のうち6名は日本の選手となっている」
また、韓国からはソン・フンミン(LAFC)、キム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン)、イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)の3名しか上位にいないことを触れた上で、「韓国が、一日でも早くソン・フンミンに続く有望株を育成できなければ、日本との格差はさらに広がる」と、日韓の差は今後も広がる可能性が高いと強調している。