オランダ・エールディヴィジ第11節、スパルタ・ロッテルダム対AZアルクマールの試合が現地時間2日に行われ、AZが1-0で勝利した。オランダメディア『VI』は同日に、この試合でAZに所属するDFヴァウテル・フースが、審判に突き飛ばされてイエローカードを提示された場面を伝えている。
またもお騒がせ
【写真:Getty Images】
現地で話題となっているのは、79分にスパルタ・ロッテルダムがコーナーキックのチャンスを得たシーンだ。
フースは、ゴール前でFWトビアス・ローリッセンとDFブルーノ・マルティンス・インディを突き飛ばしたり、抱きついたりなどの動きを見せていた。
これを見かねた主審は試合を止めると、フースとスパルタ・ロッテルダムの選手たちの間に入り、さらにフースを突き飛ばしてイエローカードを提示している。
同メディアは、「主審がフースを突き飛ばし、イエローカードを提示するという衝撃的な事件が起きた」と前置きし、次のように述べた。
「フースはペナルティエリア内でローリッセンとブルーノ・マルティンスと乱闘しており、主審は彼の態度に呆れ返っていたようだ。
審判は両者の間に割って入ると、驚いたフースを両手で押しのけた」
審判に突き飛ばされて制止されたフースは、第6節のフェイエノールト戦で、サッカー日本代表FW上田綺世や渡辺剛に対して、背中をつねったり、殴打したりなどの暴力行為を繰り返し、現地でも批判されていた。
『ESPN』オランダ版では、「審判は介入する権利があるべきだ。フースは本当に動物的な怒りを示していたからね」と述べつつ、「審判に腕をぶつけられたり、顔のすぐ近くで何かを言われたりすることはよくあることだ」と、この場面ではフースの振る舞いが悪く、主審の行為が問題ないことを強調している。