イタリア・セリエA第10節、パルマ対ボローニャの試合が現地時間2日に行われ、パルマが1-3で敗れている。この試合では、パルマに所属するサッカー日本代表GK鈴木彩艶が精度抜群のロングパスで先制ゴールの起点となる活躍を見せた。
鈴木彩艶がゴールの起点に
【写真:Getty Images】
9試合を消化した時点で、1勝4分4敗と苦しい状況が続いているパルマ。
これまで全試合に先発出場しているパルマの鈴木は、この試合でもスタメンに名を連ねた。
試合開始わずか13秒、鈴木が先制点の起点となる。
キックオフのボールを最後方に送ったパルマは、鈴木がロングパスで一気に相手ゴール前へと展開した。
日本代表守護神のロングキックはボローニャDFに弾き返されてしまったものの、こぼれ球をFWアドリアン・ベネディチャクがなんとか収めると、最後はMFアドリアン・ベルナベがゴールを決めて、パルマが先制している。
先にゴールを奪ったパルマだったが、17分に同点ゴールを許してしまうと、35分にはDFクリスチャン・オルドニェスが2枚目のイエローカードをもらい退場となってしまう。
数的不利となったホームチームは、68分、そして後半アディショナルタイムにゴールを決められて、1-3でボローニャに敗れた。
この結果、パルマは10試合を終えて1勝4分5敗(勝ち点7)とし、降格圏内の18位エラス・ヴェローナFCとは2ポイント差の16位につけている。