日本人サッカー選手の活躍が世界各地で目立つが、他のアジア出身選手たちも各国リーグで存在感を放っている。今回は、移籍情報サイト『transfermarkt』が算出した最新の市場価値をもとに、アジア人選手のランキングを紹介する(※出場記録などは11月9日時点。市場価値が並んだ場合はサイトの表示順に準拠)。[1/5ページ]
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5位:佐野海舟(日本代表)
生年月日:2000年12月30日
市場価値:2500万ユーロ(約42億5000万円)
所属クラブ:マインツ(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:9試合1ゴール2アシスト
ドイツのマインツでプレーする佐野海舟は、最新の市場価値が2500万ユーロ(約42億5000万円)で、アジア人全体で5位にランクインした。守備的MFを本職とする選手ではアジア最高額である。
2024年夏に鹿島アントラーズからマインツに加入した佐野は、ブンデスリーガ1年目から主力として活躍。ダブルボランチの一角として豊富な運動量とボール奪取力を発揮し、中盤のバランスを支えた。
ドイツ2年目の今シーズンもここまでリーグ戦全試合に先発し、チームにとって不可欠な存在となっている。
加えて、夏にエースだったヨナタン・ブルカルトが退団したこともあり、佐野はより攻撃関与が求められている。
第4節アウクスブルク戦では1ゴール2アシストを記録し、今月6日のUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)・フィオレンティーナ戦でも、後半アディショナルタイムに右足のクロスでイ・ジェソンの決勝点をアシストした。
マインツ加入時の市場価値は150万ユーロ(約2億5500万円)だったが、わずか1年余りで約17倍に上昇。現在はチーム内で最も市場価値の高い選手となっている。
日本代表の同ポジションでは、遠藤航(800万ユーロ/約13億6000万円)や守田英正(1100万ユーロ/約18億7000万円)といった重鎮がいるが、24歳の佐野は将来性の面で際立っており、今後の成長が非常に楽しみな存在だ。
