サッカー選手の評価基準には様々あるが、その中でも「市場価値」は選手の実力やポテンシャルを示す重要な指標である。そこで今回は、11月の国際親善試合に臨むサッカー日本代表選手たち(発表当時のメンバー)の市場価値をランキング形式で紹介する。※成績、市場価値は14日時点の『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠[1/5ページ]
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5位:南野拓実(みなみの・たくみ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月16日(30歳)
所属クラブ:モナコ(フランス)
日本代表通算成績:72試合26得点11アシスト
市場価値:1500万ユーロ(約26億円)
サッカー日本代表の最新メンバー市場価値ランキングで5位にランクインしたのは、南野拓実だ。
一時、序列が下がってしまうこともあったが、現在日本代表で採用されている3-4-2-1のシステム変更後からは、シャドーの位置で存在感を再び取り戻した。
そんな南野は、所属するモナコでも絶対的な存在とされている。
今季のリーグ戦では11試合連続でピッチに立ち、2得点2アシストを記録している。
ただ、9月に行われた第4節オセール戦以降ゴールを奪えていない。
クラブで7試合連続無得点が続く南野だが、先月行われた国際親善試合のブラジル代表戦では、歴史を変えるきっかけとなった一発を決めている。
また、今月14日に行われたガーナ代表戦でも先制点を奪い、日本代表2試合連続でゴールをマークしている。
その南野の市場価値は、自身最高額となる推定2000万ユーロ(約34億円)から少し減少した推定1500万ユーロ(約26億円)とされている。
ただ、これは年齢の影響も考えられる。リーグ戦9得点6アシストを記録した2023/24シーズンと比較すると、成績がやや落ち着いたことも影響しているかもしれない。
現日本代表ではベテランに差し掛かっている南野は、遠藤航が不在だった10月シリーズで、そして先のガーナ戦でキャプテンマークを腕に巻いた。
それほど監督からの信頼も強く、任されるほどの経験も持っている。
来年のW杯優勝を狙うためには、南野は欠くことができない存在だ。