サッカー日本代表は14日、国際親善試合でガーナ代表と対戦した。試合は2−0で日本代表が勝利した。ガーナメディア『ghanasoccernet』は、試合中に見せた田中碧の振る舞いに注目して報じている。
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ガーナ代表のフランシス・アブは大怪我か
後半の立ち上がり、ガーナはフランシス・アブが負傷による交代を余儀なくされた。
その直後、田中はガーナのテクニカルエリアへ向かい、オットー・アッド監督に謝罪の言葉を伝えたという。悪意のないプレーだったことを説明しながらも、結果的に負傷につながったことを残念がったとされる。
現地メディアも、この誠実な姿勢に感銘を受けた様子だ。
同メディアは「シンプルな行動だが、これは田中の人間性とサッカーへの敬意を示している」とし、「監督もその誠意を穏やかに受け止めた。チームは劣勢だったが、田中の誠実さを評価した」「感情が高ぶりやすいサッカーという競技において、田中の行動は“リスペクトが競争を超える”という強いメッセージになった」と伝えている。
そして、「アブの状態については今後さらに詳しい検査が行われる予定だが、この出来事は、サッカーというスポーツが今も人間らしい温かさを生み出すものであることを改めて示した一幕となった」と締めくくった。
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