マンチェスター・シティWFCは現地時間15日、イングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)第9節でマンチェスター・ユナイテッドWFCと対戦し、3-0の勝利を収めた。29日になでしこジャパン(サッカー日本女子代表)と対戦するカナダ代表のCBジェイド・ローズがシティの2点目に関与した。
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ダービーを制す
シティでは、長谷川唯、藤野あおば、山下杏也加が先発し、ユナイテッドでは宮澤ひなたがスタメン出場となり、なでしこジャパン対決が実現した。
26分、藤野がペナルティエリア右で粘って獲得した右コーナーキックからカディジャ・ショーが折り返し、最後はレベッカ・クナークがヘディングで決めて、シティが先制に成功。
続く43分では、CBのローズがチャンスメイクし、得点に繋げる。
最終ラインでボールを受けたローズは、ドリブルで運び、プレスをかけた宮澤との競り合いに勝つ。
そのまま右サイドへパスを送り、これを受けたカースティン・カスパリジはクロスを供給し、ショーがダイレクトで合わせてネットを揺らした。
ローズが圧倒的なフィジカルと推進力でチャンスを広げた。
前半アディショナルタイム(AT)には、右サイドでボールを奪ったカスパリジがカットインからパスを送り、先発復帰のローレン・ヘンプが助走なしで左足を振り抜いて3点目をマーク。
試合はこのまま終了し、シティがリーグ戦8連勝で首位をキープしている。
カナダ女子代表の22歳DFローズは今季からシティでプレー。
キャプテンのアレックス・グリーンウッドが怪我で不在の中、スピード、身体能力、対人の強さを見せ、安定感のあるプレーを披露している。
29日に戦うなでしこジャパンにとって、危険な選手であることは間違いない。
