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コラム 2週間前

【サッカー日本代表スタメン案】いまこそ…4バックが見たい! ボリビア戦の先発イレブンを厳選

シリーズ:コラム text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

 サッカー日本代表は18日、国際親善試合でボリビア代表と対戦する。森保ジャパンは、この試合にどんなメンバーで臨むべきなのか。今回は、スタメン案を紹介する。[1/2ページ]
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4バック起用も一案?

サッカー日本代表
【写真:田中伸弥】

 サッカー日本代表は18日、2025年内最後のゲームとなる、ボリビア代表戦に臨む。

 森保一監督は17日の前日会見で「勝利はもちろん目指す」と前置きしたうえで、「チームの積み上げとなることがチャレンジできるように戦いたい」と話している。

 この「積み上げ」とは、新戦力の起用、戦術の幅など、様々なものを指しているだろう。とにかく、ボリビア代表戦では色々なことを“試す”良い機会になるはずだ。

 日本代表は長く3バックをメインに戦ってきた。その中で、ブラジル代表やガーナ代表といった曲者を撃破しており、間違いなく完成度は高まっている。

 しかし、FIFAワールドカップ(W杯)2026に向けては、3バック以外の選択肢も持っておきたい。ボリビア代表戦では、4バックに回帰してもいいのではないかと考える。

 その場合のスタメン案はこうだ。

 GKはガーナ代表戦同様、早川友基でいいだろう。ここまで代表では2試合のみの出場だが、安定感は光っている。変える緊急性はなさそうだ。

 4バックは右から菅原由勢、板倉滉、渡辺剛、鈴木淳之介である。

 菅原は現状、代表での序列がそこまで高くないが、ドイツ代表を4-1で撃破した4バック時代のパフォーマンスは目を見張るものがあった。純粋な右SBとして再び力を発揮できれば、オプションの一つとしてメンバーに生き残ることも可能になるはずだ。

 そして注目したいのが鈴木。日本代表では3バックの左をメインに活躍してきたが、左SBでも問題なくプレーできるのは確か。彼が90分間、同ポジションで輝くことが証明されれば、たとえば3バック→4バックへの移行もスムーズにいくはずだ。

遠藤航は再びベンチ? ボランチに推すのは?

 ガーナ代表戦では、主将・遠藤航がベンチで試合を見守った。おそらく、ボリビア代表戦ではフレッシュな状態で先発に名を連ねるだろう。

 しかし、ここでは鎌田大地と佐野海舟のボランチコンビを推したい。10月のブラジル代表戦で勝利に貢献した二人は、抜群の連係を見せており、より関係性を深めていけば、それまで鉄板だった遠藤・守田英正のコンビを上回るポテンシャルを示している。

 遠藤は所属するリヴァプールで出場機会を大幅に減らしており、冬のマーケット次第にはなるが、W杯までにこの状況が改善されるかは不透明だ。試合勘を鈍らせたベテランよりも、所属先でも輝く鎌田と佐野のコンビを育てた方が、本番でプラスにはたらく可能性はある。

 両WGは左に中村敬斗、右に堂安律。3-4-2-1のWBよりも攻撃的に振る舞えるのは間違いなく、そうなれば彼らの非凡な攻撃力が存分に生かされる。両者ともにシュートセンスには長けているため、高い位置でのプレーさえ継続できれば、ゴールは難しくないはずだ。

 トップ下は南野拓実と久保建英の争いとなるが、コンディション面を考慮すると、前者のスタメンが固い。オフザボールの質は代表内でもトップレベルにあり、中央での起用であれば、その能力はより際立つ。

 ワントップは、やはり上田綺世だ。

 ボリビア代表はブロックを固めてくる可能性が高く、日本にスペースを与えないだろう。そこで上田の強さ、ボールを収める巧みさが必要になってくる。現状、そうした破壊力を持つストライカーは彼だけだ。

 南野との相性も悪くなく、とりわけボランチの鎌田とは、受け手と出し手の相性が抜群のように思える。3人が絡んだ中央からの崩しを、ぜひ見たいところである。

(文:編集部)

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