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フォーカス 2週間前

今年の顔は? サッカー日本代表、2025年活躍度ランキング1~5位。常に力を発揮し続けた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

 11月の代表ウィークをもって、サッカー日本代表は2025年の活動を終了する。ひと足早く今年を振り返ってみると、森保ジャパンでは複数の選手が安定して実力を発揮し、チームの勝利に貢献してきたことが分かる。今回は、2025年における森保ジャパンの活躍度ランキング1~5位を紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照(11月19日時点)[1/5ページ]
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5位:堂安律(どうあん・りつ)

堂安律 日本代表
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年6月16日
所属先:アイントラハト・フランクフルト(ドイツ)
2025年代表戦成績:7試合1得点0アシスト

 堂安律がいれば森保ジャパンは負けない。

 2025年、日本が世界に誇る背番号「10」はピッチ上で攻守にわたる絶大な貢献度を示し続けた。

 出場した7試合の戦績は4勝3分。森保一監督にとって、堂安は良い結果をもたらしてくれる護符のような存在となっている。

 3-4-2-1を基軸とする森保ジャパンにおいて、右ウイングバックは堂安のポジションになっている。

 ゴールやアシストでチームに直接的なアドバンテージをもたらしてくれるだけでなく、豊富な運動量で上下動を繰り返すことにより、チームにダイナミズムを注入する。

 右シャドーの久保建英との連係で相手守備陣を混乱に陥れるシーンは、今年何度も見られた。

 特に今月14日に行われたガーナ代表戦では、あらためて堂安のプレーレベルの高さが浮き彫りとなった。

 1点リードで迎えた60分、久保からパスを受けるとボックス右から左足を一閃。鋭いシュートをニアサイドに突き刺し、2-0の勝利に大きく貢献した。

 2022年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会のスペイン代表戦でも見せた得意なコースへの一撃は、相手からすれば分かっていても止められない切れ味を帯びている。

 堂安は、来年のW杯で森保ジャパン浮沈のカギを握ることになるだろう。この男が攻守両面のタスクを完遂できれば、ベスト16の壁を乗り越える確率はグンと引き上がる。

 大会期間中に28歳となるエースは、前回大会に引き続き世界を驚かせるための準備を整えている。

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