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フォーカス 2週間前

呼ばれるか微妙…サッカー日本代表、W杯メンバー当落線上の5人。ギリギリのラインに立っているのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 サッカー日本代表の2025年の日程が終了した。2026 FIFAワールドカップ(W杯)出場権を獲得し、本大会行きを懸けた激しいサバイバルが始まっている。その中で、現時点で当落線上にいる選手は誰なのか。今回は5人をピックアップして紹介する。(成績は20日時点の『transfermarkt』を参照)[1/5ページ]
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DF:菅原由勢(すがわら・ゆきなり)

菅原由勢 日本代表
【写真:Getty Images】

生年月日:2000年6月28日(25歳)
所属クラブ:ブレーメン(ドイツ)
2025/26リーグ戦成績:9試合0ゴール3アシスト
日本代表通算成績:18試合2ゴール1アシスト

 菅原由勢は、2023年にサッカー日本代表のレギュラーに定着した。チーム内で確かな地位を築いたが、2024年以降は出場機会が減っており、2026 FIFAワールドカップ(W杯)のメンバーに招集されるかは分からない。

 その大きな要因は、森保一監督が採用する3バックシステムにある。

 菅原は、高精度のクロスや多彩なオーバーラップで攻撃に厚みをもたらす右サイドバックだ。しかし、現在のシステムでは本職のポジションがなく、起用の難しさがある。

 18日のボリビア代表戦では、右ウイングバックとして先発起用された。久保建英がタメをつくって菅原が駆け上がるという得意の形でチャンスを何度も演出し、一定の存在感を放ったものの、前半のみで交代となった。

 やはり現状では、右ウイングバックの序列では堂安律や伊東純也が上であり、菅原の立場は微妙と言わざるを得ない。

 とはいえ、森保監督は、4バックでプレーする選択肢を完全に捨てたわけではない様子で、本職サイドバックの選手を招集しても不思議ではない。

 そうなれば、菅原は有力候補に入ってくるが、ここにも高さという強力な武器を持つ望月ヘンリー海輝というライバルがおり、一筋縄ではいかない。

 菅原は2024年夏に加入したサウサンプトンで本来のプレーができずに苦戦したが、ブレーメンに移籍した今シーズンは右サイドバックのレギュラーとしてリーグ戦全試合に先発し、すでに2アシストを記録している。

 実力に疑いの余地はなく、ムードメーカーとしての信頼も厚い。代表での出場機会を増やすには、アピールの継続が不可欠だ。

 今後の活躍次第で、W杯メンバー入りの可能性は十分にある。

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